ごめんね、
またもや長いことあいだあけちゃったね
「このごろロクデナシ君からたよりがなくて
さびしいです」
なんていう、もうしわけないような、うれしいような
おたよりをいただいて、一念発起、
さあ、続きを書きましょう
前回、食い物談義をやったけど、もういいよね
やっとユメのアフリカに着いたんだから、
少し話を進めて行こう!
というわけで、アフリカはチュニスに着いた
ロクデナシ君、
活動開始!
ーーー$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$ーーー
第二十七話 : ひさびさピンチ!ロクデナシ君、の巻
ーーー$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$ーーー
たしか、第四話あたりで、チュニスの路地裏、
それこそいまにもアリババがペンキの入った缶もって
でてきそうな狭い路地を歩いてた
東南アジアでも、中近東でも経験したことない
不思議な世界でね、
もう、うれしくってワクワクしながら毎日歩きまわってたよ
だって、ユメにまで見たアフリカだしね
ただ、このチュニジアやアルジェリア、エジプトといった
北アフリカの国々は、いわゆるアラブ系の国でね
もっと南のモノホンの真っ黒なアフリカとは
ずいぶんちがうんだよ
人々も、文化も、くいものも、雰囲気もね
うん、
食い物っていえば、
このあたりでよく食べたのは、第一にクスクスだね
知ってる?クスクス、
このごろはアメリカでも(たぶん日本でも)ちょっと
こじゃれたスーパーなら売ってるんじゃないかな
仁丹くらいのちいさなつぶの白い穀物のようなものに
肉と野菜を煮込んだシチューみたいな汁がかけてあるの
あれ、実は穀物じゃなくて、小麦粉を練ったものを
小さい粒にしてゆでたものらしいね
で、これはうまかったね、
このあたりでは一番安いし
よくおぼえてないけど、
一皿1ドルくらいだったんじゃないかなあ。。。
あとチュニジアによくあったのは、
なんていうのか知らないけど、チュニジア風チキンライス
日本のチャーハンみたいに盛ったちょっと油っこいごはんの中に
ニャートイ(鶏のこと、インチキ鹿児島弁)の切り身が入ってるんだよ
これもおいしいけど、すぐ飽きたな。
おいらはクスクスのほうが好きだった
ほかにもいろいろな食い物があったはずなんだけど、
忘れちゃったなあ。。。
だいいち、食い物談義はしないはずだったんだよ、今回は!
さて、チュニスから南に向かってヒッチハイク開始!
ヒッチ自体は非常に簡単だったよ
ふつうに停まってくれるんだ、車が、道ばたに立ってると(倒置法)
で、ケルアーンとか、ガフサとか、ガベスとか、、、
ああ、もう忘れちゃったなあ、
街の名前さえ出てこないや
でも、砂漠っぽいなかにぽつりぽつりとオアシスがあって、
それぞれ雰囲気が違う街ができていてね、
かならず、スークっていう旧市街(アリババふうのね)があって、
マルシェっていう市場があって、
羊がいっぱいいて、
街中がなんかヒツジ臭いんだ
で、意外なことにローマ時代の広大な遺跡が
あちこちにあるんだよ
それこそ、ローマのコロセオ(コロシアム=大競技場)みたいなの
さえあってね、歴史好きにはたまらないだろうね
カルタゴの遺跡はけっこう感動したね
おいらもカルタゴの名前くらいはきいたことがあったから
観光客なんかあんまりいないから、
ひとりっきりで雰囲気に浸りきることができて、
なんかローマ時代の戦闘風景が想像されたりして
しかも壮大な建造物がめちゃくちゃに壊れて、
草に埋もれているかんじが、なんかあわれをさそうというか、
みょうにしんみりしちゃったりして。。。
なんか、今回、やけにまじめだよね
読者の皆さんが退屈するといけねえから、
はずかしい話しをしちゃおっか!
チュニジアやアルジェリアではオレンジがものすごく
いっぱいあって、安くて、おいしいんだよ
だから、ついつい食べすぎて、
なんかいつもおなかが具合悪くてね
名前もおぼえてない南チュニジアのどこかのまちで、
船に乗ってすぐちかくの島に行ったんだよ
ちょっと観光地風のね
で、チュニジア人の若者二人と仲良くなって、
島を案内してもらって
歩いてまわってるうちにお腹いたくなってきちゃって。。。
で、もうすぐかえりの船のでる港まできたんだけど、
もう最後は早足で、おしりひきしめて歩いてたくらいで
船着き場近くの食堂が見えた時はもう走ったね
いま考えれば、もっとはやくヒトケのないところで
道ばたのヤブにでも入って用を足しちゃえばよかったんだけど、
もうヒトケの多い所まで来ちゃったからしょうがない
で、その食堂に入っていって、トイレに走り込んだら!
あの、、、
個室というか、
まあ、有り体に言ってしまえば、
うんこするところにカギがかかってやがるんだよ
オイラはあのときほど絶望的な怒りにみまわれたことはなかったね!!!
だって、もう
ちょっと出はじめてるんだぜ
このたぎるようなほとばしりを!
おいらの肛門(ツーケの穴のこと、え?知ってるって?)は、
けなげにもいままで守り続けてきた肛門はあああっ!
こ、これいじょう、
いつまでこらえろと言うのかああああっ!
「ああ!どうしよおっ!
おかあさあああああああああんっ! と、おとうさああんっ!」(東海林ださおふう)
そこな、クソチュニジア人めがああっ!
だいじなところにいっ!
カギかけるんじゃねえええええっ!
大日本帝国軍人に対して(だれだよ)
なんだあっ!この仕打ちわあああっ!
さあ!
ここで問題です
このときわれらがロクデナシ君はどうしたでしょうかっ!?
ああああっ!
だめだ!
とてもいけねえっ!
あんなこと!
とても書けやしねえっ!
あんなこと書いたらっ!
もうぜったいだれも読んでくれなくなるううっ!
と、いうわけで、次回に続く
(なにがあったかどうしても知りたい人は
個人的にメルできいてくんなまし)
最後まで読んでくださってありがとうございました
[5回]
PR