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前回はギリシャでもてまくった

ロクデナシ君、

お次の国はイタリア!



でもね、
パッチョロの旅は
つくづくきつかったな。


なにしろアジアから行った身には物価が高くてね

人もアジアに比べたらずっと冷たいし。。。


あとでわかるんだけど、

このとき行った国々は
南パッチョロで、

北パッチョロに比べたら物価は安いし、人は親切だし。。。
すごくいいところなんだけど、、、



なにしろアジアから入ったもんだから。。。



もう、ハラ減っても
レストランなんかじゃあ
とてもじゃねえけど喰えねえよ、
ってぐらい高いんだよね。


ショックだったよ。愕然としたね

でもさ、
もちろん、それだって日本に比べたらメチャ安いんだけどね



さて、

そのイタリア入りは船だったんだ




ギリシャのパトラス港まで送りにきてくれたマリアちゃん、
(15歳、黒髪、まつげながい、かなりかわいい)
に見送られて、



涙、涙の連絡船、

って、まるで演歌の世界だけどよ、


でもな、男ってもんはよ、
いつも旅立っていくもんなんだよ。

とめちゃいけねえぜ、おじょうさん。


おれみてえなヤクザな男のことはきれいさっぱりわすれて、

まっとうなカタギのおとこと一緒んなっておくんなさいよ。



てなわけで、泣きすがるマリアちゃん(15歳)を
クールに振り切って、おいらは船に乗ったのさ。



ああ、
マリアちゃんの黒い瞳とながいまつげが目に浮かぶ。。

オレの孤独な心に、

アドリア海の海の青さが沁みていく。

船のすぐ横を、白いカモメが飛んでいる。


ぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあ鳴きわめきながら、
しかも大量のクソひりとばしながら。。。

くそっ!

詩的でもなんでもありゃしねえ!




夜は夜とて、
ホールの床に寝ているオレを
白人のばばあが
思い切りケリ飛ばしやがってよおっ!

クソっ!

ばばあ、カモメのクソでもくらいやがれ!



とまあ、

そんな怒りも融けさるころ、
船はブリンディジの港に着いたのさ。



おお!ここはイタリヤか!


ハラがへってぶったおれそうだったので
すぐさま目についた安メシ屋へ。



ところが!!!



そのメシのあまりの高さにブルってしまい、
何も喰わずにトンズラこきませり。

って、ホントだよ!



今思えばちっとも高くないんだけど、
アジア価格に慣れきっていたオレには
あまりといえばあまりの高さ!


しょうがねえから、そこらでパン買って、
トマトやチーズやなんか買って
はさんで喰ったよ。

これで、ハムもはさんでいたら、
「ハムハサムニダ」って、おれは韓国人かっつうの!
(むなしいひとりツッコミ)


ヒッチしようとしてもダレも停まってくれねえし。。。



ああ、さびしいよお、

マリアちゃん(15歳)にあいたいよお。。。




それでもなんとかローマについたよ。

「おお!ここがローマか!


う~~~む、
古さと新しさが渾然と混じり合ったふしぎな街であるぞ



う~~~~む、
しかもやたらにおばあさんが多いぞ



う~~~~む、
これが、『ローバは一日にしてならず』というやつだな」


などと思索を深めるロクデナシ君、


ふと気がつくと
いつのまにか、オイラのうしろにすりよっていたひとりのイタガキ。
(イタリヤのガキのこと。板垣退助ではありません)


そのイタガキがぬかしこいた。


「シニョーレ!(旦那!の意)
あなたのそのTシャツはほんとうにすてきですね」

(ほんとかよ!?アフガンの古着市で20円で買ったんだぜ
 →ロクデナシ君、こころの声)


「シニョーレ!(いよっ!大将っ!の意)
あなたのそのTシャツはあなたにとてもよく似合っていますよ!」

(あたりめえだろ!おれはなに着たって似合うんだよ
 →ロクデナシ君、高慢の声、でもちょっとうれしい、の声)


「シニョーレ!(まってましたあっ!大統領っ!の意)
あなたのそのTシャツは世界一ですうっ!」

(イタガキのくせになかなかできる!見上げたヤツじゃな
 →ロクデナシ君、イタガキにココロひらく、の声)



「シニョーレ!」

(うむ、なんじゃな?くるしゅうないぞ)




「1ドル下さい!」

。。。。。



くそイタガキめがあああああああっ!!!!


オソルベし、イタガキ!

印ガキ(印度のガキ)にも負けてねえ!




というわけで、ローマはなかなかやるのであった。




でもさあ、、、

近代的な大都会のまんなかに、
何千年も前に作られた遺跡がそのまま残ってんだよ!


これはすごいことだと思ったね

その遺跡の(たとえばコロシアムとかね)
すぐ回りを
フィアットなんかのイタリヤ車が
びゅんびゅん走り回ってるんだからね



しかも道はいまでも石畳だったりするんだから
家々も石造りの、古いけど立派な作りだしね


なんか、歴史を感じる、っていうか、
いや、ちょっとちがうな。

歴史と一緒に生きているというかね。



ポンニチ(わが祖国にっぽんのことであります)で言うとさあ、


奈良の法起寺のまわりに、
すぐ横に民家があって、
そこで今でも人が生活してるんだよ


日が暮れてきて、
法起寺の塔が夕陽の中でシルエットになっていく


一方、千何百年の歴史ある伽藍のすぐ隣の民家には、

灯りがともり、
テレビの音、
そして夕餉のおかずのにおいが漂ってくる。。。


そんなアンバランスながら
シュールでなおかつ現実的な光景に
けっこう感動したことが昔あったけど、、、、


古代と現代が共存し交錯する。。。



ローマもそんなかんじかな
いや、ちがうかな。

と、まよいつつも、ロクデナシ君は



あの有名なトレビの泉では

ギリシャに残してきたマリアちゃんに思いを馳せ、


ちょうどそこに落ちていたコインを拾って
泉に投げ込み

遠くシャーギリの(ギリシャのことね)
空のもとにいる恋人に幸あれかし、

と祈りをささげたのでありました。


えっ!?
拾ったカネでケチくせえことしやがって、って!?



そんなことゆうけどよお、


だってね、だってね、
みんなけっこう拾ったカネ投げてたんだよ!

おれはマネしただけだよ。


だってね、ほら、よく言うでしょ?

"When in Rome, do as the Romans do!"
(郷に入っては郷に従え)


と、つまらないギャグをとばすとみせかけて、
昨日おぼえたばかりのことわざで教養あるふりをする、



そんなかわいくてにくめないロクデナシ君は
ローマをあとにするのでありました


チャンチャン!







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