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こんにちは!おげんきですか。

ご質問をいただきましたので(めっちゃうれしいです)
お答えしますが、「シダイオレン」とは、
マサイ語で、「よい!」とか「おいしい!」つまり
英語で言えば"Good!"という意味だと思います。
いいかげんですみません。

ちなみに、マサイ語では、「こんにちは」を
「蕎麦!」といいます。(いや、つまり「ソバ!」、というよりも
「ソバィ!」に近いかも)
そうすると、あなたはそれに対して、「エバ!」と答えるのです。

やってみましょう、はい!ご一緒に!

「ソバ!」  「エバ!」

おぼえやすいですね。
これやったらマサイにもてまくります。





第七話: またもや逃げろ!ロクデナシ君!の巻



タイで非常に激しい障害を持った人に出会ったとたん、

オイラは逃げた!

前回、そこまで話したよね。


もう!恥じかきついでに告白しちゃうけんどよ


実は同じようなことがその数ヶ月くらいあとでまたあったんだ。


また、怖くなって逃げちゃった、ってことがね。。。

このときは、インドだった。


オールド・デリーという町でのことなんだけど、
その時オイラはメシ食ってたんだ。



当時のレートで一食30円くらいのカレーを、
食堂という言葉がもったいないような


世界最低レベルの汚さの掘っ立て小屋!

のようなところで食っていたのさ。




食ってるうちに
オイラの目の前にヌッと手がさしだされてきた。



「ははあ、おいでなすったな」とオイラは思ったね



ジキコが金をせびりにきたんだ

ってことがすぐわかったんだよ。




その程度には

もう、インド擦れしていたんだろうね。





ええっ!?

うっそ〜〜〜〜ん!


食堂の中にジキコが!?


って驚くかもしれないけど、



そんなウブなあなたに



ラブやめて

浣腸注入っ!




高級レストランならともかく、



インドの庶民的掘立小屋式食堂では、

犬だろうと、
牛だろうと、
にわとりだろうと
平気で入ってくるんだから、

ジキコの人だって当然入ってくるよ。




よく言われることだけど、

インドではジキコの人がものすごく多くて


その物乞い活動(ってのも変だけどさ)も非常に激しい。




持てるものは持たざるものに施すのは当たりまえ、

ってよりも、


持たざるものが持てる者に
施しという善行をさせてやるのだから、



ありがたいと思って

金をすぐ出せ、
いま出せ、
今すぐ出せ、



っていうような

本末転倒、っていうか、


主客転倒っていうか、


そういう態度なんだから、



日本から来た

うぶなぼくちゃんたちは
ぶったまげちゃうよ。





そうそう、

そういえばさあ、



おいらがインドに着いたばかりのある時

こんな光景を見ちまったのよ




その日おいらは


カルカッタの街を
朝早く歩いていた、
と思いねえ


するってえと、


一人のジンパクの

ビータのヤローが

(訳注 : 白人観光客のこと)


まあ中の上っていうくらいのホテルから出てきた、

と思いねえ


するってえと、



その辺うろついてたキーガー(おこちゃまのことね)が

そいつんとこへ走りよって「バクシーシ!」

(この言葉が『ほどこせ』という意味であることは
もうすっかり有名になっちまったね)

と呼びかけた、と思いねえ




こころ優しい(と思う)このジンパクは


慈悲に満ちた、


というか、

サンタクロースもかくや!!

ってばかりの


微笑を浮かべながら

財布からいくばくかの金をだして


そのキーガーに渡した、

と思いねえ




きっとこのヤローはアメリカ人の

チャンクリにちげえねえ!!
(訳注:クリスチャン、のこと。やや侮蔑感情つき。
のちにてめえがチャンクリになるとは夢にも思わず)


と、オイラは喝破した!


「偽善者」っていうことばがオイラの頭をよぎったことについては
まあ,ここではふれるまい(ふれてるけど)。



そういう雰囲気をプンプンさせていたね、

あのサンタのおっさんは、

っていうか兄さんは。




まあとにかく、

このヤローがインキー
(インドのキーガーのこと)

に金を渡した瞬間!!!



それを見ていた周辺インキーたちが、



いやキーガーだけじゃなく

大人たちも、

いっせいにかの偽善ジンパクのもとに殺到し、




口々に「金よこせ!!!」とわめきたてはじめたから
さあ、たまらねえ


ヤツらにしてみりゃあ

そのキーガーにやったんだから


当然俺にもよこさねばならない、
という整然とした論理で武装していたのだろうが、




全く予期しない事態に

このあわれなビータのジンパク、しかも偽善的、

はもう顔面蒼白!!!




恐怖でパニクッてアブラ汗(アメリカ製)
ターラタラだったね。



きっとヤローは、


「このままいくとぼくちゃん殺される!」って
思っていたんじゃないかね。




で、オイラは

道の反対側から、




「どうするかな、あいつ。。。たすけてやろうかなあ。。」



などと心にもないことをつぶやきつつ傍観していると!!!





「ああ!!やっぱり、やったぁ~~~っ!」



あわれ!サンタ君は、


オイラが思ったとおり、

ふところから金をつかみ出すや、



その金を宙にばらまいたのだったぁぁぁっ!!




もう、あとは阿鼻叫喚!



悶絶!地獄八景亡者の戯れ!




キーガーが!おとなたちが!



突き飛ばし合い、

足を引っ張り合い、

つかみ合い、

投げ飛ばし合って、

無我夢中でそれを拾ってる間に




サンタ君はその場を逃げ去るという姑息な手段に訴えた。





「バカなやつだなあ。。。
あんなとこで金なんか出しゃあ、
ああなるのは目に見えてるじゃんか!

けど、まあ、ムリもねえかな
たしかにあれしか逃れる方法はねえだろうな」

とおいらはしずかに納得しつつ、




転がってきたコインを
2~3枚入手したのち

そこを立ち去ったのだったことよ



合掌




なんてえことを書いてるうちに

逃げちゃったはなしを書くのを
忘れっちまったよ


ごめんよ



この話、つづく

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(前回の続き)


バンコクの街を毎日歩きまわっているうちに事件は起きた!

不思議な物音に、ふりかえってみると、、、

そこにいたのは一人の男の人!

だけど、、、

そのことに(つまり、彼がひとだと)
気がつくまでに時間がかかったんだよ。


時間がかかったのにはもちろんわけがあるさ。



それはその人が異常に背が低かったからなんだよ。
並みの低さじゃないよ、



体つきから彼が大人だってわかるんだけど、

子供よりもずっと小さく見えるんだよ



何らかの病気か障害のために
成長がとまってしまったんだろうなあ。。。




彼はそこらを歩きまわってるんだけど、


それにしても、
それにしても!


あまりに背が低い!!!



よくみたら
彼には両足がないんだ




冗談いってるわけじゃあねえよ、
本当に両足が根元からきれいにないんだよ。



それでも彼は腹を地べたにすりつけて立ってる。





さらに!!

見ていて気がついたことには

彼には両手もなかったんだよ、
再び根元からきれいにない。



信じてもらえねえかもしれねえけどよお、


それだけじゃなかったんだ、



ヤツは全盲。。。。。。だった。。




多分生まれつきなんだろうね、

はじめから眼球というものがなかったのかもしれない。






これだけ重い障害を持った人が生きてる、



それもただ無為に生きてるんじゃあなくって、



ヤツはそこを行ったりきたり
物乞いをして歩きまわっていたんだよ。



「ちょっと待てよ、でたらめ言いやがって、
足がねえのにどうして歩けるんだよ!」


って言いたいんでしょう?
わかってんだよ



でもね、たしかに歩いてたんだよ。





恥ずかしながら告白するとさあ、


おいらはここまで書いたようなことにようやく気がついたとき、



恐ろしくなって逃げちゃったんだ。

なにしろ小心者だからね。



逃げちゃったからはっきりはわからねえんだけんどもよお、




あとから考えるとこういうことなんじゃないか、



つまり彼は腹を地べたにつけた状態で立ってる。



そして腕もないんだから
相当難しいだろうとは思うけど、
反動つけて胴体を振る。




すると胴体の幅の分だけ進む。
次に反対の方向に体を振って
また胴体の幅の分だけ前に進む。



自信はねえけど
たぶん、

こんな風にしながら、、、




で、ヤツは口に空きカンをくわえてた、

そこで首を振る、




すると

中に少しだけ入れておいたコインが
チャラい音を出す。



道行く人がその音を聞いて
哀れに思って金を出す、



という仕組みだったのではあるまいか。


なにしろ逃げちゃったんだからよくわからねえけど、





でもこの想像はそんなに外れてはいないと思うな。

だってほかに考えようがねえもん




ともあれおいらは逃げた。


ええ、ええ、逃げましたとも




逃げながらもね

怖くてしようがなかったんだよ。




「おいら、なんて情けねえやつなんだ」って思いながら、

実はちょっと泣きながら逃げたんだ。




それまでおいらは


自分がまあ、まともな方の人間、というか、
(どこがまともなんだよ!

なんて言わないでね
傷つきやすいんだからあ)




社会的に弱者の立場にある人々に対して

常識的な同情心
(同情心ッていやなことばだな、
それにしても)は

持っているつもりだった。



それがどうだ、

こんなに重い障害を持っている人の生きざまを見て
感動するどころか、怖くなって逃げちゃうんだからね。




なんだか自分の中で大事なものがくずれていく、
っていうか、
もう自分を信用することなんかできないな、
って思いを噛みしめながらどこまでも走って逃げた。




あの時おいらはなにから逃げていたんだろう。。。



あ〜〜〜〜あ。。。。。。。



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 もともと、アフリカ以外には興味がなかったんだよね。
だから初めは
日本からいきなりアフリカに飛んじゃおうか
と思ったんだ。


 でもね、いくらなんでもいきなりアフリカっていうのは
小心者のおいらにはちょっときついだろうと思われたからね。


 で、香港にちょっと寄ってからタイのバンコクに行ったんだけど。。

そしたらよお、
もうおもしろくておもしろくて興奮の連続だったよ。



 もう、毎日毎日ただひたすらに歩き回ってね、
どこにでも顔を突っ込み何でも食いまくった。


角があると曲がりたくなる、
それが路地だともっと曲がりたくなる、

入っていきたくなる。

男の本能!

そんなかんじ。
 

 生まれて初めての海外旅行だしもう完全に舞い上がってたね。




いま思えば小心者のおいらにしては
随分無鉄砲なことをしたもんだ、

と思うけど、


とにかくおもしろくてしようがなかったんだよね。


 で、


 ある日、事件はおきたのでありました。




 例によって路地という路地をぜんぶ曲がって
興奮しまくって歩いているうちに

次第にわけのわからないところに
迷い込んでいったみたい。

 
 少し旅に慣れてきて調子こいてたんだろうね。


はっと気がつくとあたりには外国人なんか
一人もいなくなっていて、


もちろんいま自分がどのあたりにいるのかも
全くわかりゃあしねえ



やべえかな!? とはおもったけど、



それでも面白えから、かまわず歩き続けていると。。。


いきなり

ちょっとした広場のようなところに出たと
思っておくんなさいよ
(いや、ホントに出たんだけどよ)


 
その周囲を無数の小さな店がかこんでる

っていう、と〜〜〜ってもヘンなところ




でね、店を見ながら歩いていると、、、



なにやら左手の方角から

う〜〜〜ん、なんだろう。。。



金属音?のようなものが聞こえてくる



えっ!?

と思ってそちらの方角に顔を向けた
おいらの目に入ってきたのが



一人の男の人

であると気がつくまでには
少し時間がかかった。



 時間がかかったのにはわけがあるんですよ。






それは。。。






ごめん。


長くなるからつづきは次回ね。




早めに次回を書くからゆるして!





読んでくれてほんとうにありがとう。


じゃあまたね

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第四話 アリババ登場か!?の巻

こんにちは。
しつこいけど、このブログは、今までメルマガで発行してきたものです。(多少、校正している部分もあるけど)メルマガがうまく配送されていないことを発見したので始めたブログです。メルマガを読んでくださっている方には、「なんだよ!こんなのもう読んだよ、バカヤロー、などというご不満もあるかもしれませんが、、、
ごめんよ!



第四話 アリババ登場か!?の巻




そんなわけで日本を出てはや一年あまり、
ようやくアフリカ大陸の土を踏んだよ。

そこは、北アフリカはチュニジアの首都、チュニスの港だった。


もうけっこう夜遅かったからすぐに安宿を探してその夜はねたけど、
でも実際は興奮して眠れなかったなあ。。。
なにしろ夢にまで見てきたアフリカの第一夜だからね。


で、翌朝、まずツーリスト・インフォメーションに行って
驚いたことがあるんだ。


チュニスって結構大きな街だよ。
しかも観光国だし、りっぱな案内所なんだけど、
驚くべきことには英語がまったく通じないんだよ。

けっこうきれーなねえちゃんで、感じもいいんだけど、
英語を一言も解さないんだからこまったもんだよ。


とりあえず地図だけはもらって街をあるきまわってみた。
そしたら旧市街みたいなところはスークとかカスバとかって
呼んでいたかなあ。。
もうまるっきりアリババと40人の盗賊みたいな世界なんだよ。


ほそ~~い道がくねくねと曲がりくねっていて、
両側は家の壁だったり、塀だったりするんだけど、

土でできた高い壁状態だから、
それにはさまれた細い道にいると

自分がどこにいるのか、
方角はどっちなのかなんてまるでわからなくなる。


見晴らしがまるできかないからね。



上を見ても
道とおなじような細い空が曲がりくねってみえるだけ。

で、足もとをこどもたちがかけまわっていたりする。

ほんとうにいまにもそのへんから
アリババや盗賊があらわれてきそうだったよ。



おっと、このままアフリカの話にのめりこんでいきそうになっちゃうけど、

ここにいたるまでのアジアのことも
書いておかなくちゃなあ。。




というわけで、次回はアジアにもどるかもしれません。


アフリカもすごいけど

アジアだってめっちゃくちゃにおもしろかったんだよ。



じゃあまたね。


つづく

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そうだったんだよ。
あれがアフリカの灯だったんだ。


日本を出てから、はや一年。苦節1年!

めったに腹一杯メシを食うこともできず、
節約に節約を重ねて、、、
ついにアフリカの灯が見える所までやってきた!

吐きそうなゲロをなんとか飲み下して
ここまでやってきたんだあああっ!



「あ、あ、あれが!
あれが!

アフリカの灯なのかあぁぁぁっ!!!」
(心の叫び)


で、どうしたと思います?



「アフリカァァァッ!!!」って、
叫んだとおもうでしょう?

ふふっ

ところがどっこい、叫ばなかったんだよ〜〜だ。


でもそれはね、

感動が足りなかったからじゃないのよ。

その瞬間たしかに!

おいらの中になにかがこみ上げてきて、


それが
ひとかたまりの叫びになって爆発しようとしたその直前に、


頭の上で何かものすごい音がして
それに気圧されて叫びが堰きとめられてしまったのだった。
(純文学風、いや、そうでもねえ)



それはもう、大音声(だいおんじょう、って読んでね)というか、
大爆音とでも言いましょうか、
とにかくものすごい音だったよ。


な、な、なんだ!なんだ!

いってえ、どうしたってんでえ!

えぇい、

ええれ、えれっけれえ!
(標準語訳:「おいら、江戸っ子だい!」)



ビックリして見上げたらよお、


そしたらおいらの目に映ったのは、


毛むくじゃら!
髭もじゃら!の
それはもう本当に汚ねえ白人の大男!


その大音声は、なんと、
そいつの叫び声だったんだってえことがようやくわかった。



おいらも日本人としたらかなり背が高いほうだけど、


この男はでけえのなんのって、

そんなおいらよりまだ頭一つ高かった。



それにそいつの身なりの汚ねえことといったらねえんだよ。


いや、おいらもね、

ひとのことなんか言えませんよ、
そんなこったあ、よーくわかっておりまさあ。


日本を出て一年余りですからね、なにしろ。


おいらもすでに相当汚くなっていたけど、
奴はそんなものじゃなかったね。


汚いものには慣れっこになっていたおいらも

思わずのけぞりそうなくらい汚いそいつがわめき続けていたことが、



しばらくたってようやく理解できたとき、

おいらは思わず彼の目を見つめてしまったよ。




やっとわかった。


そいつは、なんのことはない、ただ
「アフリカァ!、アフリカァァァッ!」
と叫んでたんだ。



「あぁ、そうか!
こいつもアフリカを夢見てここまで来たんだ、
おいらとちょうど一緒にアフリカの灯を見つけて

思わずおいらの頭の上から
叫んでいたんだな」


というようなことが一瞬のうちにわかったとき、

そいつも僕がそのことをわかったということがわかったのだ、
ということがぼくにわかった。
(ややこしいね、でもわかるでしょ?)

で、
「そうかあ。。。おまえもアフリカを夢見て来たんだなあ」
って思いで
やつの目を見ていた。


やつもぼくの目をみつめた。


二人の目が合った。
二人の熱い視線がいやらしくからみあった!(ウソ)


そのときまだ一言も話してないのに
おれたちはすべてをわかりあえた。



奴のきたならしい目が語った、
「おぉ、おまえもか!」

おいらのつぶらなひとみがが語った、

「そうだとも!おまえもそうだったのか!
おまえもほんとうにアフリカに来たかったんだなぁ!」




お互いを瞬時に理解しあえた二人は、
しっかと抱き合った、


かと思ったがきたないのでやっぱりやめた。


(つづく)

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